反抗期 対処法|中学生の子育て後半戦を乗り切る親の心構え【教育専門家が解説】

1. お子さんの反抗期に戸惑う親御さんへ

こんにちは。Happy Education Lab.の宮脇です。

 

今回から本格的にブログを公開することになりました。これまで書き貯めてきた記事を順次公開していきますので、ぜひご覧いただければと思います。

 

このブログは、小学校高学年から中学生・高校生のお子さんを持つお母さん・お父さんに向けて、私の経験や Happy Education Lab. で実践していることをお伝えしていくものです。

 

子育てに悩む皆様のお役に立てれば幸いです。

 

第一回目の今回は、多くの親御さんが直面する「反抗期」についてお話しします。

 

小学校高学年から中学生になると、お子さんの反抗期が始まり、「どう対応したらいいのか分からない」と戸惑われる方も多いことと思います。

 

反抗期への対応は確かに難しいものですが、まず大切なのは「反抗期は自然な成長過程である」と理解することです。

2. 子育てには「前半戦」と「後半戦」がある

私は子育てを「前半戦」と「後半戦」に分けて考えています。

 

前半戦とは、お子さんが生まれてから10歳・11歳頃、つまり小学校高学年で思春期や反抗期が始まるまでの期間を指します。

 

この時期は、文字通り24時間そばにいなければ生きていけなかった赤ちゃんの頃から、徐々に自分でできることが増えていく段階です。

 

そして思春期・反抗期が始まった頃から、子育ての後半戦がスタートします。

 

この後半戦は、基本的に18歳もしくは20歳前後でお子さんが自立するための準備期間として捉えることがポイントです。

 

10歳・11歳になったお子さんは、自我がよりはっきりとしてきて、親から旅立とうとして反抗期を迎えます。これは成長の過程で自然に起きることであり、本来は喜ばしいことなのです。

3. 反抗期を迎えた親御さんに「おめでとうございます」

反抗期を迎えて困っている親御さんは多いかと思います。

 

毎日のように続く口答え、理不尽に感じる態度、これまでの可愛らしさが嘘のような変化に、心が折れそうになることもあるでしょう。

 

そんな大変な日々を過ごされている皆様に、あえて最初にお伝えしたいのは「おめでとうございます」という言葉です。

 

突然そんなことを言われても戸惑われるかもしれませんが、その理由をお聞きください。

 

反抗期は、お子さんの成長に必要なことです。

 

自然に起きなければいけないことであり、それが今まさに起きているということは、皆様の子育てが実を結んでいる証拠なのです。

 

18歳もしくは20歳前後のお子さんが独り立ちする時まで、残された時間を考えてみてください。

 

人によっては10年ほど、場合によっては3〜4年でお子さんは家から旅立っていくかもしれません。このような視点で見ると、反抗期というお子さんの自立への歩みを前向きに捉え、認めてあげることが大切です。

 

Happy Education Lab. から皆様に最初にお伝えしたいのは、今まさに大変な思いをされている皆様への心からの「おめでとうございます」という祝福の言葉です。

 

この言葉に込めた思いは、皆様の今までの愛情深い子育てが確実に実を結んでいるということです。

 

皆様の今までの苦労が一つの形として報われている現象が、今皆様が悩まれている反抗期という現象なのです。

 

今後は具体的な反抗期への対応策についてもお話ししていきますが、まずはお子さんの反抗を成長と自立に向けた歩みとして祝福していただけたらと思います。

 

ご覧いただき、ありがとうございました。


【参考記事】

「子育て後半戦の詳しい考え方は、こちらの記事をご覧ください」

「お子さんの自立を促す具体的な方法は、こちらの記事で解説しています」

「反抗期のお子さんの自己肯定感を育む方法は、こちらの記事が参考になります」


【この記事を書いた人】

宮脇慎也(保護者向け教育コーチ)

 

・20年以上の教育現場経験

・700組以上の親子面談実績  

・中学生の偏差値を平均7ポイント向上させた実績

・進学空間Move塾長として地域教育に貢献

・2030年までに1万組の親子の成長をサポートすることを目標

 

広島大学大学院社会科学研究科博士課程後期修了。2013年から広島市で学習塾を運営し、個別演習型指導で多くの生徒の学力向上を実現。近年はキャリア教育にも注力し、社会人講師を招いた講演会を多数主催。

 

Happy Education Lab. 運営者