【家庭版】選挙の日に考える~親子で育む政治参加への意識~

1. 選挙の日に感じた親としての想い

こんにちは。Happy Education Lab.の宮脇です。

 

今日は7月20日の参議院議員選挙の日でした。

 

休講日でしたが、高校生自習室で勉強に励むお子さんたちの真剣な姿を見ていて、改めて感じたことがあります。

 

それは、この子たちが将来担うであろう社会的責任についてです。

 

選挙結果は20時に発表され、与党陣営の過半数割れという大きな政治的変化が起こりそうな状況です。

 

こうした政治の転換点に立ち会いながら、私たち大人が子どもたちに何を伝えるべきなのか、親御さんと一緒に考えてみたいと思います。

2. ご家庭だからこそできる政治教育のスタート

塾では学力向上に集中しがちですが、ご家庭だからこそできる教育があります。

 

それが政治参加への意識を育むことです。「忙しい毎日の中で政治の話は難しい」と感じられる親御さんも多いでしょう。

 

でも、決して堅苦しく考える必要はありません。

 

例えば、夕食時のテレビのニュースを見ながら「今日の選挙、どう思う?」と軽く問いかけてみる。

 

これだけでも立派な政治教育の第一歩です。

 

お子さんが「よくわからない」と答えても構いません。大切なのは、政治を身近なものとして感じてもらうことなのです。

 

また、お子さんが18歳になったら、ぜひ初回の選挙に一緒に行ってみてください。

 

投票所の雰囲気を共有し、民主主義の現場を体験することで、選挙の重みを実感してもらえるはずです。

3. 受験勉強と社会参加の両立を家庭で支える

難関大学を目指すお子さんを持つ親御さんから「受験勉強で精一杯なのに、政治のことまで考える余裕がない」というお声をよく聞きます。

 

確かにその通りです。

 

しかし、だからこそ今のうちに、小さな種を蒔いておくことが大切だと思うのです。

 

お子さんが将来、社会のリーダー層になる可能性があるなら、その基盤となる社会意識は今から育てておきたいものです。

 

ご家庭でのちょっとした会話や体験が、将来の責任感ある大人への第一歩になります。

 

「勉強ができるだけでは不十分。社会に貢献できる人間になってほしい」という親御さんの願いを、日常の中で少しずつ伝えていく。

 

それが、ご家庭だからこそできる教育だと思います。

 

お子さんたちが、知識と人格を兼ね備えた大人に成長してくれることを、私たち教育者も心から願っています。


【この記事を書いた人】

宮脇慎也(保護者向け教育コーチ)

 

・20年以上の教育現場経験

・700組以上の親子面談実績  

・中学生の偏差値を平均7ポイント向上させた実績

・進学空間Move塾長として地域教育に貢献

・2030年までに1万組の親子の成長をサポートすることを目標

 

広島大学大学院社会科学研究科博士課程後期修了。2013年から広島市で学習塾を運営し、個別演習型指導で多くの生徒の学力向上を実現。近年はキャリア教育にも注力し、社会人講師を招いた講演会を多数主催。

 

Happy Education Lab. 運営者