ライフワークパーティーから学んだ、子どもたちにキャリアの選択肢を広げる大人の役割

1. 様々な生き方に触れる場の大切さ

こんにちは。Happy Education Lab.の宮脇です。

 

昨日は私が主催する「ライフワークパーティー」を広島で開催しました。30人ほどの方々にお集まりいただいて、本当に充実した時間を過ごすことができたんですね。

 

このライフワークパーティーというのは、作家の本田健さんの思いを受け継いで、広島の八納啓造さん(1級建築士)が20年近く前に始められたものなんです。

 

「ライフワーク」という言葉が示すように、自分のやりたいことを形にして、それで生計を立てていく。

 

つまり、好きなことを仕事にしていく生き方を目指す人たちが集まる場です。

 

ここ1年ほど、このパーティーを主催させていただいているのです。

 

昨日は本当に多様な方々がいらしてくださいました。

 

例えば、学校の国語の先生が退職されて、今は文章コンサルタントとウェブライターとして活躍されている方もいらっしゃったんです。

 

他にも金融機関出身の方で、お金の専門家としてコンサルをされている方もいましたし、画家として活躍されている方で、何度も個展を開いていらっしゃる方もおいでくださいました。

「自分がどういう絵を描きたいのか」というお話もしてくださって、本当に刺激的でした。

 

特徴的だったのは、皆さん、どの方も自分なりの思いを持って活動されているので、お互いを否定しないんですよね。

 

ある参加者が想いを語ると、他の参加者の方々も「そうそう、その気持ちが大切なんだよね」って、みんなで応援し合う雰囲気になるんです。

 

私はこの雰囲気がとても好きなんですよね。こういう場に触れると、人生の可能性って本当に無限大だなって思いませんか?

2. 子どもたちに多様なキャリアを見せることの重要性

こうした場を主催していると、つくづく思うのは、子どもたちにも色々な大人と触れ合ってほしいということなんです。

 

そして、それは大人の方にとっても同じことが言えるでしょう。

 

昨日も実際にそんな話題になったんですけれども、子どもたちに様々なキャリア形成の姿を見せてあげたい、選択肢を提示することがとても大事だという話をさせてもらいました。

 

そして、選択肢を見せるというのは、つまり、彼らに子どもたちに選んでもらうということなんです。

 

大人が押し付けるのではなく、自分で選んだ道だから頑張れる。

そういうことは、本当に私の学習塾の指導でも実感していることなんですね。

 

例えば、先ほどお話しした元国語の先生の方なんて、「教師を辞めて文章の専門家になる」という選択肢があるなんて、多くの子どもたちは知らないでしょう。

 

金融機関で働いていた経験を活かして独立するという道もあるし、好きな絵を描き続けて個展を開くという生き方もある。

 

こういう多様な選択肢を知ることで、子どもたちが自分で「これがやりたい!」って思える道を見つけられるんじゃないでしょうか?

 

そのためには、私たち教育者はもちろんのこと、保護者の皆さんも一緒になって、どういうキャリアがあるのか、どんな職業があるのか、どのような生き方があるのかということに常にアンテナを張って、視野を広げていくことが必要なんだと思うのです。

3. 教育者としての責任と情報発信の意義

もちろんね、保護者の皆様は、そういった専門家でもありませんし、ご自身のお仕事やご家庭のことで忙しいことも多いと思います。

 

だからこそ、このHappy Education Lab.でそうした選択肢、キャリアのあり方についても、たくさん情報発信していこうと考えているんですね。

 

私自身も、このライフワークパーティーや様々な活動を通じて色々な方とお会いし、多様な生き方を知ることができています。

 

それを子どもたちに押し付けることなく、選択肢の一つとして提示できるような教育者でありたいと思っているんです。だって、子どもたちの未来は本当に可能性に満ちているでしょう?

 

昨日のパーティーでも感じたのですが、自分の思いを大切にして生きている大人たちは、みんな輝いているんですよね。

 

そんな大人の姿を子どもたちに見せてあげることで、「自分も何か好きなことを見つけて、それを仕事にできるかもしれない」って思ってもらえるんじゃないでしょうか?

 

ご家庭でも、ぜひお子さんとこんな会話をしてみてください。

 

例えば夕食時に「今日はどんな大人に会ったの?」「将来やってみたいことはある?」「どんな仕事が面白そうだと思う?」など、気軽に聞いてみてくださいね。子どもたちが興味を示したら、「それって具体的にはどんなことをするのかな?」「そのためにはどんな勉強が必要かな?」と一緒に調べてみるのも素敵だと思います。

 

私たち大人が持っている情報やネットワークを活用して、子どもたちが自分で選択できる可能性を広げるお手伝いができれば、これ以上嬉しいことはありません。どうぞこれからもよろしくお願いします。

【この記事を書いた人】

宮脇慎也(保護者向け教育コーチ)

 

・20年以上の教育現場経験

・700組以上の親子面談実績  

・中学生の偏差値を平均7ポイント向上させた実績

・進学空間Move塾長として地域教育に貢献

・2030年までに1万組の親子の成長をサポートすることを目標

 

広島大学大学院社会科学研究科博士課程後期修了。2013年から広島市で学習塾を運営し、個別演習型指導で多くの生徒の学力向上を実現。近年はキャリア教育にも注力し、社会人講師を招いた講演会を多数主催。

 

Happy Education Lab. 運営者