
人前で話すのが苦手だった生徒の大変身
こんにちは。Happy Education Lab.の宮脇です。
8月末に台湾の大学に進学する生徒がいまして、彼が塾の後輩たちに向けて自分の経験を語ってくれる機会がありました。本当に感動的な時間でしたね。
何より驚いたのは、彼の成長ぶりです。
本人も言っていましたが、もともと人前で話すのが得意ではなく、むしろ自信がない方の人間だったそうなんです。
そんな彼が30人ほどの塾生を前に堂々と50分間も話をしてくれて、質問にもきちんと答えてくれる。
この変化には本当に驚かされました。彼の成長を心から喜びたいと思います。
台湾進学という選択肢とそのメリット
彼が選んだ台湾進学について、少しお話しさせていただきますね。
台湾留学サポートセンターというエージェントがありまして、私も紹介している方々なんですけれども、彼らがきちんと合格を保証して大学に進学できるというルートがあるんです。
台湾大学進学の大きなメリットの一つは、日本の大学よりも断然割安だということです。最近は円安の影響もあって、年間の学費が50万円から60万円と聞いているんですけれども、昔は30万円位と言われていました。それでも国立大学よりも安いですし、私立大学に行かせるくらいであれば、台湾の方が断然安いというメリットもあるんですよね。
台湾留学についてもっと詳しく知りたい方は、9月5日に安佐南区総合福祉センターでセミナーを行いますので、どなたでもお越しください。無料で開催いたしますので、興味がある方はぜひいらしてくださいね。
2年間の努力が実った素晴らしい結果
彼は高校時代の2年間、中国語の勉強を一生懸命やって、英検で言えば3級や準2級レベルの検定を取得しました。週に3回、1回3時間の授業をZoomでずっと受け続けていたんです。これがどんなに大変なことか、想像に難くないですし、それを2年間やり続けたのは本当に素晴らしいことだと思います。
本人としては「自分で決めたことだし、授業が楽しかったのでできてしまいました」なんて軽やかに言っていましたが、この「自分で決めた勉強を自分でやり続ける」ということが、とても大切なんだなと感じました。
そしてその結果がまた素晴らしいんです。彼はTSMCという世界的に大きな半導体製造企業の奨学金を受けて、4年間学費無料で、しかも月に日本円にして5万円の奨学金を受け取りながら、台湾で4年間勉強するという道を獲得したんです。なかなかできすぎた話だと思うんですけれども、やはり勇気を持って道を選んだということで、こういったことが起きるものなんだなというふうに感じています。
「自分で道を選ぶ」ことの本当の意味
そして彼が話してくれた中で、本当に印象的だったのが、なぜ台湾大学進学を決めたかという理由です。それは「自分に自信がなかったから」というんですよね。
自分に自信がなくて、いつもおどおどしている自分が嫌だった。それが他の人と違う道を選んだら、それが自分の強みになって、自分に自信がつくんじゃないかと思ったそうなんです。だから私が「どんな子に台湾留学が向いていると思う?」と聞いたときに、彼は「自分に自信がない人ほど、こういう人と違う道に挑戦してほしい」と言っていました。
もちろん日本の大学に進学することが悪いというわけではありません。私がいつもお伝えしているんですけれども、例えば台湾進学のような変わりダネの進路を提示されたときに、「自分の道を選ぶ」ということがとても大事だと思っています。こうやって台湾の話を聞いても、「自分は日本の大学で頑張る」という風な選択をすれば、それだけで目の前の勉強にやる気が出るんじゃないでしょうか。
大切なのは、誰かに言われたからではなく、自分で考えて、自分で決めるということです。台湾にはまだ実際に行っていない彼ですが、既にもうその顔が自信に満ち溢れていて、すごく成長したなと感じました。彼の人生が良いものに進んでいくことを心から願っています。

【この記事を書いた人】
宮脇慎也(保護者向け教育コーチ)
・20年以上の教育現場経験
・700組以上の親子面談実績
・中学生の偏差値を平均7ポイント向上させた実績
・進学空間Move塾長として地域教育に貢献
・2030年までに1万組の親子の成長をサポートすることを目標
広島大学大学院社会科学研究科博士課程後期修了。2013年から広島市で学習塾を運営し、個別演習型指導で多くの生徒の学力向上を実現。近年はキャリア教育にも注力し、社会人講師を招いた講演会を多数主催。
Happy Education Lab. 運営者
コメントをお書きください