広島大学東千田キャンパスで感じた学問の価値と大学の意味

大学で感じた学問の場としての魅力

こんにちは。Happy Education Lab.の宮脇です。

子育て中の皆様、日々お疲れさまです。

 

お子さんの将来や進路について、悩んでしまいますよね。「うちの子は大丈夫だろうか」「この先どうなるのか心配で」と感じることも多いのではないでしょうか。

 

今日は用事で広島大学の東千田キャンパスに行ってきました。

広島大学は30年近く前に広島市内にあった校舎を、ほとんど東広島市という田舎の方に広大なキャンパスを構えて移転したのですが、現在でも法学部や経済学部の夜間主コースなどが東千田キャンパスに残っているんですね。

 

せっかく大学に行ったので、学食でご飯も食べてきました。

やっぱり大学って改めて思うのは、本当にいいなということです。

学問の拠点というような雰囲気がありまして、ここで学習できる学生は本当に幸せだなと思うのです。

大学生協で発見した興味深い一冊

ところで、大学の生協も覗いてきたんですけれども、そこで「子育て支援の経済学」という本を発見してきました。

なんと、昨今の出生率向上を目指して様々な支援策がとられているんですが、それが学問的にどのような成果を上げているのか、そして今後どのようなことが必要なのかということが、既にしっかりと研究されているんですよね。

 

よくいろんな方がお話ししてくださるんですけれども、そもそもデータとして研究結果を踏まえているか踏まえていないかで、また世の中の見え方が変わってくるんじゃないかと思うんです。

学問的な調査というものをしっかりと踏まえてから世の中を見つめる、その癖をつけるにも大学というのは良い場所だと思っています。

保護者の皆様に考えていただきたい「学歴論争」

さて、大学に来たときに毎回のように思うことがあります。

私たち学習塾業界にいると、世間一般でよく「学歴は必要なのか論争」が繰り広げられているのを見聞きするんですけれども、子育て中の保護者の皆様はいかがでしょうか?

 

「必要だ」とお考えの方が多いでしょうし、「必要なくてもいいんじゃないか」という考え方をされる方もいらっしゃいますよね。

私としては、別の記事でもよくお伝えしている通り、学歴は相対的に価値を落としていると思っております。

 

それは人々のライフスタイルが変化してきていることから、転職や副業、起業などが当たり前になったマルチステージの働き方の世界では、学歴というのはそれほど昔ほどには意味を持たないと感じるところが多いからですね。

では、学歴と学力は何が違うのでしょうか?

一方で、勉強しなくても良いとは全く思っていません。つまり、大切なのは学歴という「ラベル」ではなく、学習によって身につく「実力」なのです。

 

むしろ学力をどれくらい高めるか、そしてそれ以外の力—批判的思考力、創造的思考力、論理的思考力といった思考力全般をどれほど高めるかは大変大切だと思っています。

 

世の中をどのように学問的に分析して俯瞰してみることができるのか。先ほどの「子育て支援の経済学」の例のように、感情論ではなくデータに基づいて物事を判断できる力。あるいは自らの専門性をどれほど研究分野、学術分野で高めることができるのか。

 

こういった視点で物事を学ぶには、大学というのはやはり良い場所だなと改めて思うわけです。そしてその中でも、より深く広い学問を学ぶことができるいわゆる難関大学というのは、もちろんそこで学んだことに意味があると思っています。

 

保護者の皆様にもお伝えしたいこと

もちろん難関大学に行けないからといって、即座に人生が詰むなんてことは全くありません。でも、学力を高めて学問を通じて世の中を俯瞰し、自らの専門性を高めるということについては、やはり価値が高いことだと思っているんです。

このHappy Education Lab.では、保護者の皆様と一緒に学ぶ機会をたくさん作っていきたいと思います。子どもにたくさん勉強してほしいという方も多いと思うんですけれども、まず保護者の皆さんがしっかりと学習するということも、学習を楽しむということもやってもらえたらと思います。

ぜひお子さんが勉強をするというふうに決めたのであれば、その深く広い学問の世界に入って、一度そういった世界で自らの専門性を高めることを応援していただけたらと思います。その上で、それを社会でどのように発揮するか、その力をどのように役立てるかという視点で、お子さんと一緒に考えてみていただけたらと思います。

いずれにせよ、広島で言えば広島大学が国立大学ですので、その中の空気感というものを改めて感じて、学問の世界の価値というものを感じてきました。またそういった視点でもお話しできればと思っております。

【この記事を書いた人】

宮脇慎也(保護者向け教育コーチ)

 

・20年以上の教育現場経験

・700組以上の親子面談実績  

・中学生の偏差値を平均7ポイント向上させた実績

・進学空間Move塾長として地域教育に貢献

・2030年までに1万組の親子の成長をサポートすることを目標

 

広島大学大学院社会科学研究科博士課程後期修了。2013年から広島市で学習塾を運営し、個別演習型指導で多くの生徒の学力向上を実現。近年はキャリア教育にも注力し、社会人講師を招いた講演会を多数主催。

 

Happy Education Lab. 運営者