
こんにちは。Happy Education Lab.の宮脇です。
今日は、私たちハッピーエデュケーションラボの基本理念である「地頭力モデル」について、その核心となる部分を一つお伝えしたいと思います。
私たちは学力を伸ばすことも大切にしているのですが、それは結局のところ、子どもたちに「生きていく力」を身につけてもらいたいからなのです。
学力も、その中の力の一つとして働くということをお伝えしたいのです。
それ以外にもたくさんの力があって、将来日本がどのような形になったとしても、その中で生き抜いていく、あるいは日本の外に出ても生き抜いていけるような「生きる力」のことを、私は「地頭力」と呼んでいます。
1. 地頭力の土台となる「自己理解領域」
その地頭力の核心となる第一段階に置いているのが、自己理解領域の話なのです。
すべてはここからスタートします。
これは子育ての前半戦や後半戦といった概念に関係なく、前半戦から後半戦にかけて、ずっと子どもたちを支えてくれる力になります。
自己理解領域の中には、大きく二つの力があると私は考えています。
それが「自己発見力」と「自己肯定力」です。

2. 自己肯定力の重要性とその課題
まず、一般的によく言われる自己肯定力について触れてみましょう。
自己肯定感として表されるものですが、自分自身を肯定する力、自分自身を肯定する感覚がないと、なかなか難しいことがあるのです。
それは何が難しいかというと、塾をやっていても思うのですが、行動力が途端に落ちてしまうのです。
自分自身に自信がある子は、「自分は頑張る価値がある人間なんだ」「周りの人から認められる人なんだ」「だから堂々と自分の夢や目標に向かって努力していい人なんだ」というふうに思えるので、本当に強いのです。
しかし、20年以上塾をやってきて、やはり自己肯定力や肯定感を持てない子も一定数いたことは、これは否めないところです。
自己肯定感については、福井大学の岩堀美雪先生が「自己肯定感は心の健康の核である」とまで言っており、幼少期に育むことが子どもたちにとって大切だということを深く主張されています。
私もそれに賛同する人間です。
3. 自己理解力という新たな視点
では、自己肯定感を育むためにはどうしたらいいのでしょうか。
いくつか方法があるのですが、地頭力モデルの中で強く認識したいのが「自己理解力」というものです。
つまり、自分自身を理解するということですね。
自分自身の隠れた才能であったり、能力であったり、実はあなたが持っている長所であったりというものを、自分自身でどれくらい理解しているのだろうということが、すごく怪しい子がいるのです。
私たち塾の先生から見ると、「あなたの良いところは明らかにここなんだけれども」というところがあったりするのですが、それを自分で認識することが難しい時があるのです。
周りの人が言ってあげることも大切なのですが、やはり大きな方法としては、自分自身が気づくということ。
そのきっかけとして周りが声かけをすることがあったとしても、自分自身で強く深く気づくことが必要になっていきます。
4. 実践的なアプローチと今後への期待
そのために自己理解というものが必要になっていくのですが、具体的には色々とやり方があって、一つ一つ書いていくことなどが有効だとされていますが、質問で引き出すことも可能なところです。
いずれにせよ、自分のことを大好きになって、自分自身が持っている能力を開花させてよい人間であると自らを理解すること、自らを肯定することは非常に大切になっていきます。
そのために、お母さんたちがどのようなことができるのかという話は、また次回以降にお話しさせていただきたいのですが、ぜひとも子どもたちの自己理解力、そして自己肯定力を高めるような接し方をしてあげてほしいということを、まずお伝えしたいと思います。
詳しい話はまたセミナー等でさせていただきます。
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